ブログをやっていてちょっと残念な事として「ブログの記事をしっかり読んでくれる人はそんなにいない」というのがありますよね。
検索していた事に対するドンピシャな記事だったらそうでもないですが、何となく読んでいる記事だと一字一句しっかり読んでくれるという事はそんなにありません。
基本的に流し読みです。
なぜこんな事が言えるのかというと、データでハッキリ出ているからです。
アナリティクスで記事ごとの滞在時間を見ると分かりますよね。
3000文字~5000文字くらいの記事に1分程度の滞在とかザラですから。
全部読む前に離脱してるのは明白です。
5000文字程度の記事なら10分くらいは滞在していないとしっかり読んだとは言えませんよね。
でも、1記事に10分以上滞在してしっかり読んでくれている人ってそんなにいません。
このような事実から
人はそんなに真剣にブログの記事を読んでいない
という事が言えます。
よっぽど興味を持った記事じゃないとしっかり読んでくれません。
なんとなく興味を惹いた部分だけちょっと読んで離脱する、こういうパターンが多いかと思います。
でも、これは当たり前の事なので気にする事でもありません。
自分がネットでなんとなく情報収集をしている時を思い出せば分かりますよね。
ちょっと興味を惹いた部分、探していた答えでもある要点部分、そういう所しか読まないなんてよくある事ですから。
なので、ブログの記事を書く時はしっかり記事として書き上げる事も大切ですが、流し読みでも要点だけはだいたい伝わるように書く事を心がける必要もあります。
具体的にどうすればいいの?と思ってしまうかもしれませんが、ちょっとした工夫でそれができますのでその方法を説明したいと思います。
簡単なのですぐできますよ。
見出しには結論を書いておこう
記事をザっと流し読みする時、何となく目に付くのは「見出し」です。これから話す事の要点を書いてあるのが見出しですしね。
なので、見出しに興味を惹く事が書いてあれば「お?」って思ってスクロールを止め、その見出しの文章を読もうとしてくれます。
じゃあ見出しで興味を惹かせるにはどうすればいいのか。これは簡単です。
見出しに今から話す事の結論を書いておけばいいんです
そうすると何について書かれているかが分かりやすくなり、その結論について知りたかったら読んでくれます。
パッと見で何について書いているか分かるような見出しを付けていきましょう。
それに、見出しで結論を書いておくと、流し読みで見出しだけを読んでいった場合でも、なんとなく記事の流れがつかめたりします。
本当になんとなくなんですが、この記事で言いたかった事を雰囲気で感じやすくなるんです。
読んでないけど読んだような、全くの無駄でもない感じになるんですね。
なので、見出しだけでも話の内容が何となく分かるように結論を書いておきましょう。
流し読みの中でもなんとなく話の流れがつかめるので無駄にはなりませんから。
文章中の要点は太字や文字を大きくして目を惹かせよう
ザっと読む中で、記事のポイントを知らせるにはもう1つ大切な事があります。それは、要点だけは目に付くように文字を装飾する事です。
見出しで結論を書いておきましたが、その文章中でその結論に繋がる大切な部分は太字、または文字を大きくするなどして目に留まるようにするといいです。
「とりあえずここだけ知っておけば大丈夫だよ」
という感じで、大切な部分に注目して貰えるように、文字は装飾しておきましょう。
流し読みの中でも太字や文字が大きくなっている部分は自然と目に留まります。
雑に読む中でも要点だけは拾えるようになっていると、記事の内容も何となく伝わりますから。
それに、文字を装飾した部分を見て「お?」って思う事が書いてあるとちょっと戻って文章を読んでくれたりしますよ。
「ここだけは知っておいて、これが大事な所だよ」
という部分は、しっかり文字を装飾して目に留まるようにしておきましょう。
そうすれば大雑把ですが、伝えたい事が何となく伝わりますから。
流し読みの中でもなんとな~く分かったような、そんな感じにさせる事ができます。
何気ない事ですが、流し読みの読者の無意識の部分に働きかける効果があるので、要点だけはしっかり装飾しておきましょう。
最後に
ブログの記事は基本的に流し読みで読まれているそんな、書き手にとってはちょっと悲しい部分について書いてみました。
ブログの記事って1字1句しっかり読んで貰えるわけではないというのは理解しましょう。
そういう読者の為に、流し読みでも伝わるように見出しを工夫したり、文字を装飾するというのは大切な事です。
まぁこれは記事を書く上で基本的な事なので自然とやっている方がほとんどですよね。
見出しを付けたり太字にしたりは基本中の基本ですから。
その自然とやっている基本の中に「流し読みの読者にはどうしたら中身が伝わるか」というのも考えながらやるとよりよい記事になるかと思います。
ちゃんと読んでくれる読者にも分かりやすく、流し読みの読者にも内容が伝わる、そんな記事が理想的ですね。
「ちゃんと読んでくれる読者が少ないならちゃんと書かなくてもいいや」
みたいな投げやりにはならず、流し読みの読者も1人の貴重な読者なので、そちらにもちゃんと対応しましょう。
むしろ、流し読みの読者の方が多いくらいですから、ザっと見て伝わる記事の方が大切だったりしますよ。
そんなに難しく考えず、読みやすく伝わりやすい記事を書いていれば大丈夫ですから、安心してください。
記事の要点をしっかり伝えるように書けばいいだけですから。
流し読みとはいえ、どうせ読んで貰うなら内容が伝わるようにちょっとだけ工夫して書いていきましょう。
そういう工夫を自然とできるようになる事が、後々の「読みやすい記事を自然と書けるスキル」に繋がりますよ。
ブログの記事はちゃんと読んで貰えない
これを忘れず、流し読みでもなんとなく伝わるように記事を書いていきましょう。