ダメ人間ブログ

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【第30期竜王戦】羽生さん永世竜王獲得、史上初の永世七冠達成の瞬間をニコ生で見ていたニートの感想

30代職歴無し羽生さんの永世七冠をずっと待ってたニートです。こんにちは。


羽生さん、史上初の永世七冠達成おめでとうございます。すごすぎて何て言って良いのか分かりません。


この2日、第5局をニコ生で見てたんですけど、働いてたら見られなかっただろうからニートで良かったって思っちゃいました。いや、良くはないんですけど、この2日だけはニートで良かったです。


もうね、ず~~~っと待ってたんですよ。永世七冠になる瞬間を。将棋ファンならほとんどの人がそうだったんじゃないでしょうか。


羽生さんといえば七冠独占という脅威の記録をはじめ、初めてタイトルを取ってからずっと何かしらタイトルを持ち続けているので羽生九段って呼ばれた事がまだないっていうすごすぎる棋士じゃないですか。


あ、将棋を知らない人にちょっと説明しますと、このタイトルって棋士人生で1回でも取れたら充分なくらいすごい事なんです。


ほとんどの棋士は1回取るどころかタイトル挑戦すら叶わずに棋士人生を終えるからです。タイトル挑戦だけでもすごすぎる事なんですよ。


そんな1回でも取れたらすごいタイトルを羽生さんは今回の竜王で計99回も取っています。これは異常な事なんですよ。化け物です。化け物の中の化け物の中の・・・・化け物です。超人なんです。


そんなあまりの強さから1回負ければ衰えたと言われ、タイトル取っても普通の事みたいな、そんな想像を絶する存在、将棋星人と呼ばれるほどの驚異的な人物、それが羽生さんです。


そんな羽生さんでも永世七冠への最後の1つ、竜王奪取には時間がかかりました。


2008年の竜王戦、3連勝して永世七冠は目前だと思った所での4連敗をした時の絶望感は忘れられません。もう絶対決まったと思ってましたから。


その後、2010年に挑戦して、またも残念ながら達成ならず。


そこから今年まで竜王戦挑戦者にならないかずっと待ち続けていました。もう私にとって将棋の見所は羽生さんの永世七冠達成を見る事だけだったからです。


羽生さんの異常なほどの強さによるタイトル獲得数を持ってしても最後の難関はこんなに厳しいのかと思わされました。


しかし、今年の竜王戦、羽生さんが勝ちあがって挑戦権を取った時は、メチャクチャ喜びましたよ。やっと来たかと。


3度目の正直、今度こそ歴史的瞬間を見られるんじゃないかとワクワクしました。今はネットで将棋のタイトル戦を放送してくれますしね。


で、私が嬉しかったのは相手が渡辺竜王だったという所です。


勝手な一将棋ファンの意見ですけど、竜王が似合う、竜王がふさわしいのは渡辺さんだと思っていました。ずっと竜王を防衛し続けていましたしね。


竜王=渡辺明さんというイメージが付いていました。それに渡辺竜王の竜王戦の強さはハンパじゃない。ちょっと恐怖を感じるほどでしたから。


なので渡辺竜王から奪取する竜王にこそ価値があると思っていたからです。


渡辺竜王も一時期竜王を奪われ、あ~もう渡辺竜王と羽生さんの竜王戦は見られないのかな・・・って思っていた所、渡辺竜王が竜王に復活し防衛。


そして今年、羽生さんが勝ち上がった事で叶いました。渡辺竜王との竜王戦が。これが私にはものすごく嬉しかったです。歴史的名勝負になると予想できるからです。


これは運命の対局って言えるんじゃないかなぁ・・・って思いましたよ。真の竜王から竜王を奪うチャンスが巡って来るなんて歴史がそうさせたみたいな感じがしません?


これを逃したらもう次は無いよなって思いながら見てましたが、羽生さんが3-1とリード。2008年の悪夢もあるので油断はできませんがついに来ました、永世七冠がかかった対局が。


結果は羽生さんの駒が全て働き快勝とも言える、永世七冠達成にふさわしい将棋でしたね。序盤から積極的に仕掛けていきそのまま圧倒した内容はすごかったです。


歴史に残る棋譜としてふさわしい美しい棋譜だったと思います。


ちょっとポイントだけ触れてみようと思います。


第30期竜王戦第5局のポイント

角換わり腰掛け銀の将棋に進み、羽生棋聖の▲4五銀のぶつけから仕掛けが始まりました。



偉業達成がかかっているのに臆する事のない積極的な一手ですよね。こういう所が羽生さんのすごい所です。


この形での仕掛けは角換わりでも新しい変化の一つだそうです。銀を引く手も、取る手も、かわす手もあるみたいです。詳しい事は公式サイトの棋譜をご覧下さい。


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中盤、渡辺竜王に竜を5七に作られ、ここからどう攻めて行くかという局面で指された冷静な一手も感心しました。コレです。



この▲6八銀の代わりに▲2三銀成△同金▲4五角の飛車金両取りを含みに一気に攻めにいくのかな?って思っていた所に冷静な受け。


この銀は最後まで受けに働きました。ガッチリ守り攻めに集中するという理想形を築く一手でしたね。


それに、この後の進行を見ると渡辺竜王の竜が負担になる駒と判断しての一手だったような気がします。ここから竜を目標に羽生棋聖の攻めが繋がっていきました。


上図以下△4八竜▲5七角△4九竜▲1二歩


と自然な形で竜を責めつつ端攻めが成功しました。うまいなぁって思って見てましたよ。竜が絶好の目標になるなんて私には気付かなかったです。


そして角を成り込み渡辺竜王の△2二金打というガッチリした受けで馬をはじかれると思った所で指された▲1五香が取られそうな香車を活用しつつ全ての駒を攻めに使うカッコイイ一手でした。(下図)



ここからの羽生棋聖の寄せ方はまぎれないような細かい注意点や、粘りを許さない手があり見事でした。この辺の詳しい事は公式サイトの棋譜を見てもらうと分かりやすいと思います。


私が感動したのはこの名勝負を決める、決め手となった1手でした。歴史に残る棋譜としてふさわしい一手だったと思います。あなたならこの局面からどんな決め手を指しますか?



渡辺竜王の△6九角という詰めろか詰めろじゃないか怪しい一手を指され、ちょっとミスれば危ない局面になっています。とは言っても羽生棋聖勝勢の局面なんですけどね。


色んな決め方があるんですが、ここで指された一手が明快な決め手で、終盤における歴史的一手と言える手だったと思います。


解説でもこれが綺麗な決め手ですねと言われた一手です。指された瞬間「うおぉ、やった」って声が出てしまいました。


答えは下に載せますので、見る前にどんな手を指すか決め手を考えて貰えると次の一手問題みたいで楽しめると思います。








では答えです。(下図)



正解は▲8四香です。


自玉の怪しい詰めろかどうか分からない状況を防ぎつつ、後手玉を詰めろにして、仮に香車を取っても詰まされてしまうという見事な一手です。


このままだと

▲4二と△同玉▲4三銀△5一玉▲6三桂△6一玉
▲7一金△同飛▲同桂成△同玉▲8一飛△7二玉▲
8二香成△6三玉▲5五桂(下図)

までのピッタリした詰みがあります。



香車を取っても即詰みがあり、実戦は渡辺竜王が香車を取り、首を差し出した形で投了となりました。(投了図は下です)



勝負が決まった瞬間、なんかジーンと感動しました。こんな見事な一局を見せて貰えるなんてずっと待ったかいがあったな・・・って。


中盤の仕掛けから最後まで見事で、歴史に残る棋譜ってこういうのを言うんだろうなぁ・・・って不思議な気持ちになりましたよ。


いや、ホント、名勝負を見せてくれたお二人には感謝です。お疲れ様でした。そして見事に永世七冠を達成した羽生さん、本当におめでとうございます。


最後に

この歴史的一瞬を生で見る事ができたなんて貴重な体験をしたなぁって思います。


将棋の歴史だけじゃなく、日本の歴史として語られる1ページですからね。羽生さんはもう歴史上の人物なんですよね。


でも普通の人には羽生さんのすごさってあんまり伝わりませんよね?将棋がよく分からないからしかたないかもしれませんが、将棋の歴史を作ってきたとも言えるすごい人なんですよ。


何ていうか、皆さんが好きな歴史上の人物っているじゃないですか。信長とか家康とか坂本竜馬とか・・・


将棋の世界で言うとそういう人みたいな感じなんです。というかもう日本の歴史の中でも偉大な人なんです。


会った事もなく、何かを達成した所を見た事もない歴史上の人を尊敬するくらいなんだから、今、歴史を作っている羽生さんのすごさって伝わりませんか?


生きながらにして伝説の人であり、すでに歴史に名を残すのが確定している人なんです。生ける伝説ってカッコイイですよね。


これから作られる歴史を一緒に歩んでいけるこの感じ、すごくないですか?信長や家康みたいな偉大な人と同じ時代を生きているようなものなんですよ。


この先500年経っても将棋の歴史から「羽生善治」という名前は外せない一人です。


そんな偉大な人物が作る歴史を見られる将棋にちょっと興味持ちません?見てみたいと思いません?


藤井四段の29連勝に続き、羽生さんの永世七冠で将棋に興味を持つ人が増えたらいいなぁって思います。


まだ将棋ってあんまり興味ないという人も、歴史上の人物と同じ時代に生きているすごさを感じられる将棋と羽生さんにちょっと注目してみませんか?


500年後の将棋をやっている人が見てみたい、会ってみたい人1位かもしれない羽生さんを思う存分見てメッチャ応援するのも面白いんじゃないかなぁって思います。